より良い竜島温泉の入浴方法(令和5年度版)

みなさまに「竜島温泉せせらぎの湯」をより良くご利用いただけるよう、オススメの入浴方法やお気を付けいただきたいポイントをまとめました。
ぜひご参考にしていただき、健やかで安全に竜島温泉をたっぷりお楽しみください。

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―健やかに過ごすために―

より良い「竜島温泉せせらぎの湯」の入り方

【入浴の方法および注意・最新情報 令和5年改訂版】

竜島温泉せせらぎの湯専属
長野県温泉療養指導士2名在籍
日本温泉保養士(上級)2名在籍

■【竜島温泉のお湯の特徴】
泉質は「アルカリ性単純温泉(低張性アルカリ性温泉)」です。
pH8.96で、皮脂を乳化して汚れを落としやすくします。
メタケイ酸を適度に含みとろみ効果があります。
化粧水に入ったような、ぬるぬる、つるつる作用があり、
「美肌の湯」と言われています。

また、アトピーなどの皮膚炎にも優しく、お肌のお手入れに最適と言われています。
湯温は低めですが、効能が強いため、短時間の入浴で身体がポカポカに温まります。

長湯をすると湯当たりしますので、注意が必要です。
注意事項に従って、健やかに、安全にご入浴ください。
外湯(露天風呂)は、源泉を加温し、塩素で滅菌、かけ流しています。
内湯は源泉を追加しながら加温、濾過循環、塩素と紫外線で滅菌処理しています。外湯も内湯も一切の加水はありません。

■【お風呂に入る前に】
食事の直前直後は避けましょう。
胃の活動が活発な時は、立ちくらみが生じやすいのです。
食後よりも食前の入浴のほうが良いです。
空腹時も胃が活発になるので避けましょう。
食後入浴なら、食べた後30 分から1 時間は、間をあけましょう。

アルコール摂取時の入浴は、危険なので絶対にしてはいけません!
とても疲れているときは、身体を休めてから入りましょう。
運動後も、30分は身体を休めてから入りましょう。
お年寄りや小さなお子さん、身体の不自由な方は、一人きりでの入浴は避けるようにしましょう。
オムツ使用の幼児や、排泄障害のある、紙おむつ使用の成人の方は、入浴できません。

■【脱衣所で】
入る前に、コップ1杯のお水を飲みましょう!(のぼせ対策!)
入浴前に、首を大きくゆっくり回したり、肩回しやアキレス腱伸ばし、足踏みなど、軽く関節を動かしてほぐしておくと、温泉効果が高まります。
「ゆっくりかかと落としの動作」は、骨粗しょう症予防にも効果的です!
髪のブラッシングは、服を脱ぐ前にしておくと、シャンプー時の汚れも落ちやすくなり、抜け毛や頭皮マッサージにも効果的です。

■【浴室では】
走らない!ゆっくり歩きましょう!
アルカリ性の強いお湯は、ぬるぬるします。床面が滑りやすいので、転ばないように「ゆっくり注意深く」歩きましょう。
まずは、手足から「かけ湯」をして、身体をお湯の温度にならしたあと、身体を綺麗に洗いましょう。

(シャワーや泡を隣の人に飛ばさないように注意!)使い終わった自分の場所も、きちんと流し、風呂桶や風呂椅子に付いた、髪の毛や泡も流して使用前の配置に戻しておくとて、次の人も安全にきれいに使えます。
場所取り厳禁! 自分の道具を洗い場に置きっぱなしにしない!
お湯につかるときは、持参道具を水切り棚にうつして、洗い場を「ほかの人もつかえるように」心づかいをしましょう。
「やさしい世界」を作りましょう。

髪染め剤や染めるトリートメント剤の使用は、悪臭の原因、汚れの原因、また排水設備を傷める原因になります。使用はやめましょう。
歯磨きも衛生上の観点から好ましくありません、やめましょう。

「みんなで一緒に使う温泉」です。みんなで気持ちよく使いましょう。
浴槽内のお湯にタオルを入れるのは、不衛生なのでやめましょう!
「みんなで一緒に使う温泉」です。綺麗なお湯を保ちましょう。
浴室内での読書は禁止です。
個人的な趣味のもの(本、おもちゃなど、入浴の目的以外のもの)を浴室に持ち込むのはやめましょう。

■【竜島温泉の効能をより身体に取り入れるために】
竜島温泉の源泉温度は40.3℃。ぬるめの温泉です。
「ぬるいから」と
10分以上の長湯は危険です。
ぬるくても3分から5分の入浴時間の外湯と内湯の交互浴が望ましいです。

ぬるい温泉の入り方のコツ
温度差のあるお湯に、こまめに何度も入ることで、交感神経と副交感神経の切り替え刺激作用によって、身体が早くあたたまります。
「10分以上の長湯は、血栓ができ始め、血管が詰まりやすくなる危険度が高まる」ため、長湯は絶対にしないように、注意しましょう!
入浴事故の原因ワースト1です!!

【交互浴】浴槽内は体調に合わせて3分でもよい。
外湯5分→2分休憩→内湯5分→2分休憩→外湯5分…と交互に浴槽に入る。
お湯につかる回数の目安は3回。身体が心地よい、と感じる程度の回数で終わること。

上がる前は【ぬるめの湯の外湯】で仕上げましょう。
外湯がぬるめ、内湯が、外湯より温度がすこし高めです。

内湯も外湯も、温度がちがうだけで、温泉成分は同じです。
身体がつらいときは、無理をしないこと。半身浴や足だけの部分浴など、様子に合わせて入り方を工夫するとよいでしょう。
入浴回数は、たくさん入ればよいというわけではありません!
入浴後に体がだるい場合は、入浴時間が長すぎます。疲れを感じない時間で済ませるように心がけましょう。

■【入浴中の注意】
浴槽の中では、ほかの人の迷惑にならないように軽く動かす程度にして、静かにお湯に入りましょう。

長湯は厳禁!入浴事故の元!
「短い時間の交互浴こそが、竜島温泉の健康的な正しい入り方」です。
「みんなで一緒に使う温泉」です、譲り合って入るようにしましょう。

長湯避ければ災いなし!

ドボンとお湯に入らない!
がばっと急にお湯から立ち上がらない!

立ちくらみの原因になる、急な動きはやめましょう。
ゆっくり、静かに、が長寿のコツ!

入浴中に気分が悪くなったら!
近くの人に声を掛けて、スタッフに助けを求めましょう!
脱衣所に緊急呼び出しボタンがあります。
浴槽からゆっくり出て、横になるなど身体を休めましょう!

手足や脇の下を「冷たい!とは感じない程度の、ぬるめのシャワー」をしばらく当てると、副交感神経が整って気分が落ち着きやすくなります。
脱衣所の給水サーバーの冷たい水を口に含みましょう。

冬期間は外気温がかなり下がります。気温差により体調を崩される方もいます。
無理な入浴は避けて、体調と相談しながらご入浴ください。
外気温によっては、外湯の床が凍結している場合があります。寒いですが、慌てず、ゆっくり静かに移動してください。

■【入浴後は】
「温泉成分は洗い流してはダメ?」昔はそのような言い伝えが多い。
令和版の解釈→
「各温泉での入り方(成分)によって異なってくる。竜島温泉の場合は、どちらでもよい」
竜島温泉での5 分交互浴利用の、約30 分入浴の場合、おふろから上がるころには、温泉成分は、皮下吸収、呼気吸収が、すでにされている状態ですから、洗い流しても問題はありません。
逆に、温泉成分をそのまま肌にのこしても問題ない方は、洗い流さなくても問題はありません。肌に支障がなければお好みでどうぞ!

入浴後は、コップ1杯のレモンウォーターか、お水を!(厚生労働省データより)
入浴後は水分とビタミンCが不足しています。
竜島温泉館内無料サーバーの、レモンウォーターを是非お試しください!
温泉効果は、意外と長く3日から1週間続きます。
体質、体調によっては、「湯あたり」という症状が出る場合もあります。
のぼせたような気分不快、不眠、消化器症状等の湯あたり症状、皮膚炎などが出た場合は、入浴をやめて、このような症状からの回復を待ちましょう。

正しい温泉の利用の仕方を覚え、温浴効果を高めて、健康的にすごしましょう!

■(一社)日本温泉保養士協会による入浴に関する最新情報はこちらから
・ストレスと腸内環境 (こよみ8月(2023年)こよみ9月(2023年) 掲載 )
・なぜ身体を温めるとよいのか?(こよみ10月(2023年)掲載)
・「HSP」(ヒートショックプロテイン)の作用 (こよみ11月(2023年)こよみ12月(2023年) 掲載 )
随時更新掲載中