2023年11月のこよみ

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今月のトピックス

「HSP」(ヒートショックプロテイン)の作用

1.免疫力を高める。①白血球、特にリンパ球が増加して免疫力が高まる。マクロファージ(貪食細胞)の食欲が増進し、細菌やウィルスを攻撃して食べてしまう。
②NK細胞の活性を高め、がんを予防する。がんや急性・慢性炎症(気管支喘息、リウマチ、関節炎、敗血症など)で活性するが、「HSP」(ヒートショックプロテイン)がその活性を低下させ、貢献する。

2.糖尿病の予防・改善。インスリン抵抗性を「HSP」(ヒートショックプロテイン)が改善する。中性脂肪も低下させる。

3.アルツハイマー病の予防。アルミロイド(タンパク)が構造異常を起こして凝集、沈着して黒い斑点ができる。「HSP」(ヒートショックプロテイン)がタンパクの構造異常を治す。
パーキンソン病、筋萎縮性側索硬化症(ALS)などもタンパクの構造異常。

4.美肌づくり。①「老化は酸化」と言われるように、「HSP」(ヒートショックプロテイン)は60~70才以降に急激に低下する。
「HSP」(ヒートショックプロテイン)を増やすことで、酸化ストレスを防御して老化を遅らせる。②「HSP」(ヒートショックプロテイン)がコラーゲンの合成を促進して、肌の弾力性を保ち、しみ、しわ、くすみも予防する。