2024年10月のこよみ

※クリックすると大きな画像が開きます。

 

今月のトピックス

【竜島温泉のお湯の特徴】

泉質は「アルカリ性単純温泉(低張性アルカリ性温泉)」です。pH8.96で、皮脂を乳化して汚れを落としやすくします。メタケイ酸を適度に含み、とろみ効果があります。
化粧水に入ったような、ぬるぬる、つるつる作用があり「美肌の湯」と言われています。また、アトピーなどの皮膚炎にも優しく、お肌のお手入れに最適と言われています。
当館のようなアルカリの強い温泉は、深部体温が上昇しやすく、長湯をすると湯当たりします。館内掲示の注意事項に従って、健やかに、安全にご入浴ください。
湯温は低めですが、効能が強いため、短時間の入浴で身体がポカポカに温まります。
外湯(露天風呂)は、源泉を加温し、塩素で滅菌処理後、かけ流しています。内湯は源泉を追加しながら加温、濾過循環、塩素と紫外線で滅菌処理しています。
毎日の清掃後、すべてのお湯を入れ替えています。外湯も内湯も一切の加水はありません。新鮮で良質な天然温泉をご堪能下さい。

【温泉「虎の巻」】

温泉の歴史;  近世までの温泉は、自然湧泉を利用していましたが、現代になると掘削による温泉開発と動力による機械揚湯が主流となりました。温泉の掘削方法は、手掘
り、竹の弾力を利用する上総掘りから衝撃式、回転式コア掘りと進歩し、最近は回転式ノンコア掘りによる深さ 1000メートル以上の大深度掘削が増えています。自噴掘削
泉、渦巻ポンプ利用泉からエアーリフトポンプ利用泉と強力化し、最近は深い位置から多量に汲み上げる水中ポンプ利用泉が増えてきています。
当竜島温泉せせらぎの湯は、1997年(平成9年)、当時の東筑摩郡波田町が、地方創生金の一億円を利用して、1,336.5メートルの深さまでボーリングし温泉を掘り当てる
ことに成功。2000年(平成12年)5月、町営の温泉施設として当施設を開業した。2017年以降の指定管理者は株式会社奥原造園が担当。館内・庭園・遊歩道をリニュー
アルした。2019年(令和元年)5月にはオーストリアのGilles社製ウッドチップボイラー(出力150kW)を導入し、灯油の節減や林業の活性化につなげている。